合衆国特許クレーム作成の実務―審決・判例分析から見た明確化要件 (現代産業選書―知的財産実務シリーズ) (単行本)
アイラ・エイチ・ドナー 著 友野 英三 翻訳 原著紹介
単行本:505ページ 出版社:経済産業調査会 (2006/09) ISBN-10:4806527459 ISBN-13:978-4806527459 発売日:2006/09 商品の寸法: 21 x 15 x 2.2 cm
<内容紹介> 本書には、知的財産の世界で、特に合衆国特許という土俵で勝つための最良の武器が埋まっている。合衆国特許出願の明細書・クレームを作成するにあたり、英語の語句の選択の勉強にもなるだろう。
本書のねらいはつまるところ、合衆国特許という戦場で勝つこと、そのための「力」を養成する一助になることである。合衆国特許権を媒介としたビジネス戦争、これは真剣勝負の場であり、論理と事実が支配するものである。多くの日本企業が、好むと好まざるとに拘らず、今現在これに巻き込まれている。今後も益々多く巻き込まれることになろう。
知財戦争という場で勝つためには、当然のことながら、大変な労力・苦労が必要となる。しかし、その労力も、かけかた、かける方向を間違えると、どんな能力のある人でも勝てない。では勝つためには労力をどういう点にかけたらいいのか。この問いに答えるのが本書である。本書には、知財の世界で、特に合衆国特許という土俵で勝つための最良の武器が埋まっている。本書に真剣に向き合えば、それを掘り出すことができると確信する。
知的財産権訴訟は、ことばと論理を駆使しての真剣勝負の場だ。こうした真剣勝負の場、すなわち裁判の場において、特許クレーム・明細書は敵方のあらゆる攻撃にさらされる。この闘いの記録、その過程で顕示された法的解釈の記録が判例なのである。我々はこの判例からも、あるいは米国人特許のプロが書いた明細書・クレームの用語からも、大いに学ぶことができるだろう。また、学ぶというのも、表に出た形だけではなく、その背後にある法的概念・法的思考自体も学ぶ必要があるし、それらも本書から学ぶことができるであろう。
合衆国特許出願の明細書・クレームを作成するにあたり、英語の語句の選択の勉強にもなるだろう。上述した知的財産の真剣勝負性からすれば、代理人(弁理士、弁護士)サイドに要求されるものは、発明の正確な理解と適正な表現なのであり、そのための明快な指針を本書が与えるものである。
※Amazon の書評にて星5つの評価を受けています。 |